ギャラリー開催中

2018.11.29 - 12.24

千住博のパブリックアート展

千住博は、美術館やギャラリーでの作品発表以外に、空港、駅、ホテルなどの公共的な空間で、パブリックアートとして数々の作品を発表しております。パブリックアートとは、美術館やギャラリー以外の広場や公園、施設など公共的な空間に設置される芸術作品のことです。パブリックアートは、不特定多数の多くの人が利用する空間の魅力を高め、空間の意味をアートによって可視的に表現する役割を担っております。

こうした現代社会に特徴的と思われるパブリックアートですが、日本ではかなり昔から、城郭や宮廷、寺社仏閣などの特定の建築物に、画家たちにより障壁画や襖絵などの形で多くの作品が制作されてきました。日本画を現在に表現する千住博にも、こうした歴史的な伝統が息づいているのかもしれません。2020年春には、世界遺産の高野山金剛峯寺に狩野探幽、狩野探斎らに続き、千住博により襖絵が奉納される予定です。(現在、金剛峯寺の奉納襖絵お披露目の展覧会〈高野山金剛峯寺 襖絵完成記念「千住博展」〉が全国を巡回中です。)

京都の大徳寺聚光院は、千利休と三千家の墓所として知られていますが、方丈に狩野松栄・永徳の襖絵(国宝)が収められていることでも有名です。2016年春、千住博が大徳寺聚光院の新書院の為に制作した襖絵『滝』『春夏崖図』『秋冬崖図』が公開されました。また、2003年には、京都の大徳寺聚光院に先立ち、伊東の大徳寺聚光院別院でも襖絵が制作されています。2007年には、フィラデルフィア(米国)市郊外のフェアマウント公園に移築された日本庭園「松風荘」に障壁画を制作し寄贈しております。

パブリックアートとしての千住博の襖絵の世界をお楽しみください。

ギャラリーについて

美術館敷地内に併設されたギャラリーでは、ジャンルを超えた様々な企画展を行っております。入場料は無料。休館日や開館時間等は美術館に準じます。